|
2005/09/18 変更
MythTV姉妹品のMythWebを利用すると宅外からでも録画予約できるようになります。インターネット回線をすでにお持ちで、MythTVが利用できる環境の方は、とても便利なのでインストールされることをおすすめします。
また、宅内であっても手元のWindows機などから予約できるので、とても便利です。
なお、ここではVine3.xでのインストール例です。他のデストリビュージョンでは多少違うかもしれません。
以下にMythWebのスクリーンショットをのせておきます。
PHPのインストール
MythWebはPHPで動作しますので、先にPHPをインストールしておきます。すでにインストール済みの方は、この作業は必要ありません。
MythWeb専用ならPHP5で大丈夫のようです。他と併用される場合はPHP4をインストールしたほうがいいかもしれません。
$ su
# apt-get update
# apt-get install php php-apache MySQL-shared php5-mysql ←PHP4の場合
# apt-get install php5 php5-apache php5-pear MySQL-shared php5-mysql ←PHP5の場合
# exit
Vine3.xでは、これだけでOKですが、Fedoraではphp-mbstringもインストールする必要があると思います。
MythWebのインストール
インストール・スクリプトを作成しました。これを使うと簡単にインストールできると思います。
- MythTVの「Downloads/MythTV/」の「MythTV Plugins」からmythplugins-0.18.1.tar.tar(tar.bz2)をダウンロードします。
-
インストール・スクリプトを解凍します。
$ tar zxvf mythweb_install.tar.gz
このスクリプトはEUC-JPで書いてあります。Vineではこのまま使えますので、このコード変換作業は必要ありません。
Fedoraなど、UTF-8環境で利用する場合は以下のようにしてコード変換します。
(Fedoraで動作確認しているわけではありませんので、エラーとなるかもしれません)
$ nkf -w mythweb_install.sh > mythweb_install.utf
$ mv mythweb_install.utf mythweb_install.sh
$ chmod 770 mythweb_install.sh
すみませんが、mythplugins-0.18.1.tar.tar(tar,bz2)以外のバージョンのとき、スクリプトをエディタで変更して、VERSIONを変えてください。
rootになります。
$ su
MythWebのインストールを開始します。
# ./mythweb_install.sh
このスクリプトはmythwebというユーザーを作って
そのユーザーにインストールされます。
ユーザーを変更したい場合は、直接、スクリプトを変更してください。
このまま、インストールを続けてもOKですか? (y/n)
y
インストールするmythpluginsのバージョンは0.18.1ですか?(y /n)
y
MythTVのビデオ・ディレクトリはxxxxxxです。
ユーザー mythweb を追加します。
-------------------------------------------------
MythWebのインストール設定完了。
'http://SERVER/~mythweb/'にアクセスしてください。
-------------------------------------------------
|
あとはブラウザでhttp://SERVER/~mythweb/へアクセスするとMythWebが使えるはずです。
これでエラーとなり、表示できないときは、 /etc/httpd/conf/httpd.conf をエディタで変更してみてください。以下のところがコメントになっているかもしれません。
<Directory /home/*/public_html>
AllowOverride All
</Directory>
|
MythWebをsambaで利用するには
MythWebはLAN内のPCから「録画済み」のところで*.nuvというファイルをダウンロードできるようになっています。
しかし、Vine3.xでは、http通信で2GBの壁があってエラーになってしまいます。
そこで、ここではMythWebに限って使えるように(もちろん、それ以外でも使えます)sambaの設定をしてみましょう。
なお、この機能が必要ないならsambaの設定をする必要はありません。
-
sambaをインストールします。
$ su -
# apt-get update
# apt-get install samba samba-common samba-client samba-swat
-
SWATを使ってsambaの設定をしますが、その前に/etc/hosts.allowを編集してLAN上の別PCから設定できるようにしておきましょう。
/etc/hosts.allowに以下のように変更します。
swat: localhost 127.0.0.1 192.168.
設定を変更したら、inetを再起動しておきます。
# /etc/init.d/inet restart
-
SWATの設定をします。http://SERVER:901/をブラウザで開きます。パスワードを聞かれるので、ユーザーIDは「root」、パスワードはrootのパスワードを入力します。
-
「GLOBALS」をクリックして、次の4つは最低でも変えましょう。
| dos charset |
cp932 |
| unix charset |
eucJP-ms |
| display charset |
eucJP-ms |
| netbios name |
これは各自で違ってくるので、「デフォルト値」ボタンをクリックします。 |
上記をすべて入力したら「変更を反映」をクリックします。
なお、以下はVineでは初期値で設定されていると思います。このままでOKのはずですが、もしも書き換えてしまうとパスワード変更ができないなど、問題がおきますので念のために書いておきます。
| passwd program |
/usr/bin/passwd %u |
| passwd chat |
*New*password* %n\n *ReType*new*password* %n\n *passwd:*all*authentication*tokens*updated*successfully* |
| username map |
/etc/samba/smbusers |
| unix password sync |
Yes |
-
「SHARES」をクリックして、共有フォルダを設定します。ここでは、MythWebで使えるように、MythTVで*.nuvが保存されるディレクトリを共有にします。
「ファイル共有の作成」の横にあるテキストボックスに、共有名を入力します。たとえば「video」とかでいいと思います。入力したら「ファイル共有の作成」ボタンをクリックします。
-
設定が必要な部分は「path」です。ここにMythTVで*.nuvが保存されるディレクトリを指定します。
入力したら「変更を反映」をクリックします。
-
「STATUS」をクリックして「smbdの再起動」「nmbdの再起動」をそれぞれクリックします。
-
ユーザーを作成しておきましょう。
sambaはLinuxユーザーを先に作っておく必要がありますので、まずLinuxユーザーを作ります。
ここでは「smbtv」というユーザーを作ることとして書きますので、読み替えてください。
# useradd smbtv
-
ブラウザのSWAT画面で「PASSWORD」をクリックします。
「ローカルマシンのパスワード管理」に登録します。ユーザー名にはさきほどuseraddで追加した「smbtv」を入力します。
「新パスワード」「新パスワードの再入力」で、設定するパスワードを入力します。
「新規ユーザー追加」ボタンをクリックします。
-
これでWin機から見れるかを確認します。上で設定した「netbios name」でアクセスできるので、仮にnetbios nameが「mythtv」なら、Win機からは「\\mythtv」でユーザーIDとパスワードを聞かれるはずです。
ここまでできればsambaでのアクセスは可能です。あとは以下でMythWebの設定を少し変えます。
MythWebをインストールしたディレクトリの中のconfig/conf.phpを編集します(うちのインストールスクリプトを使った場合は /home/mythweb/public_html/config/conf.php です)。
下のほうに「define('video_url', ....」というところが数行あります。
ここを define('video_url', 'file://SERVER_NAME/SHARE_NAME'); のように変更します。
「SERVER_NAME」はsambaの「netbios name」で設定したもの、「SHARE_NAME」はsambaの「SHARE」で設定した共有名(たとえばvideoなど)に読み替えてください。
修正した「define('video_url', 'file://...」以外の数行は、行の先頭に「#」を付けるなどして、コメントにしておきます。
これでMythWebの「録画済み」のサムネイルをクリックするとダウンロードできるようになると思います。
宅外からMythWebを利用するには
上記スクリプトでインストールすると、/home/mythweb/public_htmlへインストールされます。
このスクリプトではLAN内部(宅内)からのみ、アクセスを許すようにしています。
もしも、宅外からMythWebを利用したい場合、以下の追加設定をしてください。
エディタで/home/mythweb/public_html/.htaccessを書き換えます。
下のほうに以下の部分があります。
# ---------------- アクセス権の設定 ----------------
# LAN内からのみアクセスを許しています
Order deny,allow
Deny from all
Allow from 192.168. 127.0.0.1
|
次のように変更します。
# ---------------- アクセス権の設定 ----------------
# ここでは、宅内からはパスワード無し、
# 宅外からはベーシック認証するようにします。
# Satisfyの行を止めれば宅内・宅外ともパスワード入力が必要になります。
Satisfy any
Order deny,allow
Deny from all
# ここにアクセスを許すクライアントのIPアドレスを指定します。
# 以下の設定例では「192.168.xx.xx」からのアクセスをすべて許可します。
Allow from 192.168. 127.0.0.1
# ベーシック認証の設定
AuthType Basic
AuthUserFile /home/mythweb/.htpasswd
AuthGroupFile /dev/null
AuthName "MythWeb Page"
require valid-user
|
宅外からアクセスできるようにする場合はベーシック認証させるのでパスワード・ファイルを生成します。
作成する最初の一人目のユーザーは「-c」オプションをつけます。
# cd /home/mythweb
# htpasswd -c .htpasswd ユーザーID
この後、パスワードを2回聞かれるので、登録するパスワードを入力します。
2人目からは「-c」オプションを付けずに実行します。一度作成したユーザーのパスワード変更もこれでできます。
# htpasswd .htpasswd ユーザーID
なお、宅外からMythWebを利用する場合には、上記以外にルータの設定が必要です。80番ポートをLinuxに割り当てるNAT設定をする必要があります。
最近のルータでしたら、たいていはマニュアルに詳しく書かれていますので、マニュアルを参照してください。
|